秋田 健志
2023年入社 清水園 就労継続支援B型 支援員 大阪府立大学 地域保健学域 教育福祉学類
僕は大学生になるまで、それほど福祉とは縁がありませんでした。大学も教育学を選考したいという思いから入学しています。大学で福祉を学び、外部でも障がい者の方々が暮らすグループホームでボランティア活動をする中で、障がいがあろうがなかろうが、共に楽しみを分かち合う経験をさせていただいて、障がい福祉に興味を持ち始めました。そこから、就活でも、障がい福祉分野のお仕事をメインで探し始めました。現在勤務している高潤会は、僕が初めて面接まで選考を進めた障がい福祉系の法人です。その面接でお話した職員の方や実際に仕事の体験をさせていただく中で、関わらせていただいた職員の皆さん全員が、利用者様のことを真っ直ぐに考えて仕事をしている様子を見て、直感的にここで働きたいと思い、高潤会に入職を決めました。
僕はまだ入職して7ヶ月程度であるので、分からないことも多いですが、主に作業やレクリエーション、行事等の様々な場面で利用者の方々と関わることで、利用者の方々のことを、まず「知る」ことが大切だと考えています。そして、利用者の方々のことが少しずつ分かってきた中で、作業や日々の関わりの中でどのような支援が必要かを考え実践し、実践後の振り返りの中で、先輩や上司の方々の助言をいただきながら改善していくことが、主な仕事であると考えています。他にも、利用者の方々がより使いやすい施設とするために、施設全体の環境整備や利用者の方々の送迎などの業務もあります。
また、新卒採用プロジェクトの広報活動にも参加しています。同期のメンバーと打ち合わせをしながら、就職活動中の皆さんに現在の仕事の魅力が少しでも伝わればと考え、インスタグラムの投稿内容を考えています。
法人全体で、職員同士のコミュニケーションを大切にしていることであると考えています。同じ拠点で共に仕事をする職員同士でも、先輩後輩関係なく話しやすい雰囲気があり、僕も人見知りの性格でありますが、早々に職場の雰囲気に馴染むことができました。
また、違う拠点同士でも、普段の業務で会うことはあまりありませんが、毎週1回、オンライン機器等を使用し、新卒職員同士で、新卒採用プロジェクトの広報活動に関する話し合いをする機会を設けています。その際に、話し合いはもちろん実施しますが、それ以外にも利用者様のことやそれ以外の近況報告などを行うことができ、互いに刺激をもらいながら仕事へのモチベーションを高めることができています。
同じ拠点だけでなく他の拠点の方とも密にコミュニケーションが取りやすい環境で仕事ができることが、この法人の魅力だと感じています。
作業での利用者の方のこだわりを止めようと必死に声かけをした際に、次第にその利用者の方がイライラし始めて、僕自身もイライラしてしまって、やり取りがヒートアップしてしまったことがありました。その際、先輩職員や上司の方に、「行動の結果だけでなく、少し視野を広げて、その利用者の方を観てみたら」と助言をいただきました。その後、僕がこだわりによる行動ばかりに目が行っていることに気づき、その方の表情や目線などに気を配り、その方がどんなことを考えて作業をしているのか想像するようになりました。その方とは、今では作業の中で達成できたことを一緒に喜び合う関わりができるようになってきました。一人よがりになるとどうしても視野が狭くなって失敗してしまうことが今でもありますが、先輩や上司の職員の方々の助言をいただきながら、より良い支援を提供できる支援者になりたいと思っています。