中田 遼太
2014年入社 サービス提供責任者 帝京大学 文学部
私はともがある浦安の出身です。浦安では、私が子どもの頃から障がいのある子が普通学級に通っていて、障がいのあるなしに関わらず一緒に、街全体で楽しめる催しもありました。しかし、浦安から引っ越し他の地域で生活するようになると彼らと関わる機会が減ってしまい、寂しく思っていました。
ともは、任意団体であった浦安共に歩む会の時から障がいのある子が友だちと同じ普通学級に通えるよう働きかけてきました。今でも利用者さんが住み慣れた街で暮らせるよう生活を支えたり、街の人と関われる場所をつくっています。誰もがともに暮らせる社会を浦安で長い間つくってきた法人なので、私もその活動に参加したいと思いました。仕事は外出のケアが多いです。外に出ることで利用者さんが色々な人と関わり世界を広げていくのを見るとやりがいを感じます。
ある日の1日の仕事スケジュール
9:00 出勤・朝のケア
平日は出勤・通学準備等のケアがあるので、概ねこれくらいの時間から勤務開始になります。お宅に訪問し、身だしなみを整えたりや持ち物準備などの介助を行って利用者さんの勤務先へ送るというような内容が多いです。
10:30 午前
朝ケア後は一旦事務所に帰ってきて記録の処理等事務作業を行います。土日の場合はこのくらいの時間に利用者さんを迎えに行き、外出支援をしています。電車にのって遊園地や美術館へ行く方もいます。
14:00 午後
午後は平日でも余暇の支援に入ることが多いです。夕方になると入浴の支援もあります。
16:30 仕事の後
一日最後のケアが終わったら事務処理をして退勤になります。夕食は退勤時間によって自分で作ったり、外食したり、まちまちです。利用者さんと夕方から外出するケアがある場合は利用者さんと一緒に夕食を食べることもあります。
ともは誰もが共に暮らせる地域社会を目指す法人です。
障がいのあるなしや種類・年齢で壁を作らず、一人ひとりが達成したいことをかなえるお手伝いができることが魅力だと思います。
「新幹線に乗って旅行に行きたい」「部屋を借りて独り暮らしがしたい」
みんなそれぞれ持っていて当たり前の希望ですが、障がいを持っているという理由だけでとても難しくなっている現状があります。
私たちはそんな利用者さんたちの想いを「どうやったらかなえられるか」と考えて一緒に取り組んできました。
利用者さんにとって初めてのことは私たちにとっても初めてで、いつも挑戦の連続ですが、仲間と話し合ったり、専門家の先生を招いて支援の手法を学んだりして、目標を達成していきます。
出来ないと思っていたことでも一緒に乗り越えてみると、自分の世界も広がります。
ともに入っていなかったら得られなかったやりがいだと思います。