大西 陽子
2011年入社 生活支援員 愛知淑徳大学 文学部 国文学科
私は福祉分野と全く関係ない畑違いの学科から障害者施設に入職しました。この仕事に興味をもったきっかけは、大学時代に聴覚障害の学生と関わるボランティアに参加したことです。また、教員免許取得課程で特別支援学校と障害者施設での実習も経験しました。障害をもつ人たちと過ごす毎日は新しい発見の連続で、仕事として関わり続けたいと思うようになりました。
その後、ヘルパーの資格を取った会社から紹介派遣としてあしたの丘に入りました。見学の日、緊張しながらエレベーターから降りた途端に、フロアの明るくにぎやかな雰囲気を目にし、「ここで働きたい!」と思ったのをよく覚えています。半年間、派遣としてお試しという形で働きましたが、楽しい利用者さんや先輩たちともっと長く過ごしたいと思い、迷わず正規入職を選びました。
私たちの仕事は、食事や入浴、排泄や洗面といった日課のお手伝いです。あしたの丘は障害者施設で、目が見えなかったり、片手片足しか使えなかったりする利用者の方がたくさんみえます。一人一人のできないことをサポートするのが私たちの仕事です。体力も要りますが、いつも利用者さんに「ありがとう」と言っていただける、やりがいのある仕事です。
基本の日課以外では、クラブ活動や買い物に出掛けるツアーなども定期的に行なっています。楽しくカラオケをしたり、買い物で好きな洋服を一緒に選んだり、利用者さんの新しい一面を知ることができるのも楽しみの一つです。
また、個人支援の時間には、利用者さんと一対一でゆっくり過ごします。外に出て散歩をしたり、知的障害のある利用者さんと塗り絵で遊んだりして、私自身も癒やされています。
笑顔が絶えないのが良い所です。ご飯を食べて、歯みがきをして、お風呂に入って寝る。その繰り返しですが、利用者さんたちは個性豊かで毎日楽しいことが起きます。10年以上務めていますが、入職当初から知っている利用者さんが、この前初めて私の名前を覚えてくださっていることを知りました。知れば知るほど面白い職場です。職員も話しやすく、コミュニケーションや介助の仕方をみんなで工夫しながら、より良い支援を目指しています。
仕事以外では、希望する日にお休みを取れるのも嬉しい所です。給与が安定していてボーナスも出るので、安心して働けます。東京ディズニーリゾートやソロキャンプに毎月出掛ける人もいますし、私も最近は毎月のように東京方面に出向いて推し活をしています。去年は韓国にも2回行き、推しの生まれ故郷を拝んできました。今年も行きます!