福祉には高齢・障がい・児童・医療・生活困窮者など様々な分野があり、そのなかでも医療福祉の分野に興味がありました。大学3年生のときに病院で実習があり、通院される方も入院される方も皆さんが住み慣れた地域に戻って行かれるのを見送ってきました。将来は病院で医療ソーシャルワーカーとして勤務したいと考えていましたが、患者さんを見送るなかで地域での支援に興味がわきました。
さらに学びを進めていくと、多くの福祉現場は高齢分野であれば高齢者だけを、障がい分野であれば障がい者だけを支援していくのが当たり前なことに疑問をもちました。「もっといろいろな人が一緒に暮らしている場所があってもいいのではないか」と思うようになり、就職先はそのような環境の場所を探しました。テレビを観ていると巡り合わせのように春日台センターセンターのことが報道され、「ここだっ！」と思い、見学でその意思を固め、入社を決めました。

春日台センターセンターの就労継続支援B型で働いています。仕事内容は障がいのある方と一緒に清掃作業やコロッケスタンドでの調理等です。さまざまな障がいを感じている方がいらっしゃり、同じ障がいであっても人それぞれの困りごとがあります。それを聴き取りや観察から必要な支援をしていきます。大切なのはその方の出来ることはご自身にしていただくこと。働くための技能習得や技能向上、安定して継続的に働けるような生活に整えることを目標に、一人一人に寄り添いながら関わっています。まだまだ新人で分からないことや失敗することもありますが、そのたびに部署問わず先輩職員がやさしくフォローしてくれるので心強いです。

地域との関わりが多くあることです。ミノワホーム・凸凹保育園・春日台センターセンター、それぞれの拠点は開かれた環境・空間に設計されていることもあり、閉塞的に感じにくいのが特徴です。人と関わることが好きな方、いろいろな方の地域での暮らしに興味のある方などにおすすめです！

みんなで一緒に嬉しいことも悲しいことも分かち合いながら成長していけることにやりがいを感じます。