武智 万葉
2020年入社 仁愛大学 人間学部 コミュニケーション学科
学生のころは英語について学んでいたので、
最初は英語が生かせる職に就こうと考えていました。
しかし、障がい者アスリートの大会にボランティアとして参加したとき、
初めて関わった障がい者の方々が
どの方もスポーツに対して積極的に挑戦する姿がとても印象的でした。
この経験が障害者福祉に興味をもつようになったきっかけです。
実際にいくつかの法人の施設を見学して、
自分に合う職場を探しました。
入職の決め手となったのは、「利用者さんとの距離感」。
利用者さんも職員もみんなで一緒に作業に取り組んでいて、
対等な雰囲気がとても素敵に感じました。
そんな利用者さんとの距離感に魅力を感じ、入職を決意しました。
現在は障がいが比較的重たい利用者の支援を行っています。
ほかの支援現場との大きな違いは、
作業を一日中取り組むわけではないこと。
利用者の中には、運動の習慣がなかったり、寝たきりだったりと
様々な方がいます。
そのままだと、運動機能は衰えていき、
健康な状態からかけ離れてしまいます。
そのため身体を動かす時間を設けています。
マンネリ化しないように
曜日ごとに散歩やドライブ、トランポリンなど
運動を促すプログラムを実施。
そんな私の担当するグループでは、
意思疎通に苦労することもしばしば。
それでも、身振り手振りも交えながら伝えてくれます。
伝わったときにする嬉しそうな表情は、自分まで嬉しくなります。
関係を深めて、言いたいことをスムーズにわかるようになることは、
私にとって働くやりがいになっています。
一つはフォロー体制が整っていることです。
新入職員にはそれぞれの現場ごとに先輩がフォローしてくれます。
私自身が障がいに関する知識が一切ありませんでしたが、
利用者一人ひとりの個性や向き合い方をしっかり教えてくれます。
ほかにも不安なことがあればいつでも相談できるので、
安心して働くことができます。
また定期的に研修があり、新しい知識を学べる機会も充実しています。
もう一つは職員想いなところです。
結婚を機に引っ越しをした際は、
自宅から近い事業所に異動させてもらいました。
家族に不幸があった際も、忌引き休暇を取ったときは、
お盆と合わせて3週間の休みをいただきました。
家族からは「そんなに休んでいいの?」と驚かれましたが、
職員のことを想う気持ちが職場全体に浸透しているのが
当法人の魅力です。