二木 潤
2022年入社 介護職 二松学舎大学 文学部 国文学科
私の入社のきっかけは、大学で行われた合同説明会に来ていた担当の方との話です。
元々将来的に”大きく人手が足りなくなる”ということは耳にしたこともあったのですが、福祉系ではない大学に介護職募集で、それも規模が大きい法人が募集に来ているということで興味を持ちました。学部や学科、資格の有無を問わず募集をしているという点で、未経験、介護と無関係の大学出身としては志望するのに壁がなかった、というのもあります。また、実際に福祉系ではないところから入った先輩職員の話を聞けた、ということも大きかったと思います。
「介護記録」のプロジェクトに参加しています。介護の仕事では入居者の状態や希望など記録がとても重要です。以前は叙述式で、業務の流れのままを記録していましたが、新たに生活支援記録法(F-SOAIP)という要点を明確にした記録方式に職場全体で取り組んでいます。例えば情報共有の際に叙述式では記録のすべてを読み込まなければならないところ、生活支援記録法は要点をまとめてあるので、短時間で正確に理解できるという利点があります。私はプロジェクトメンバーとして、新たな記録方式に理解を深め、アセスメント力向上に繋げるためには、といった視点で勉強会に使う資料作成や他職員が入力した記録の集計を担当しています。勉強会を開催する側として自分自身の理解度を高める必要があることや、伝えることの難しさを学びました。自分が担当している生活支援記録法が職場に定着するにつれて、日常の業務にも良い影響が出ていると実感しています。
聖隷福祉事業団の魅力は、福利厚生がしっかりしていること、施設の種類が多い点だと思います。福利厚生面では一例として医療費や薬代に相当する医療見舞金が受けられます。また、腰痛予防への取組など、健康への配慮がとても充実しています。介護職員に多い腰痛などの怪我に対して対策が取られ不安が少ない、というのは安心して働ける環境だと感じました。
施設の種類が多いとしては、様々な形態の施設がある、ということになります。研修等で普段関わりのない他施設の職員と交流する機会があるため、自分が働いているところ以外の介護の現場を知ることが出来る、という点でおすすめポイントと言えるのかと思います。
現在 「座位を整える」ことにチャレンジしています。移乗用リフトを使用して入居者に車いす等で適切な座位を取っていただくことで不快感無く、上半身が動きやすくなるなど、より快適な日常を提供できると考えています。施設内研修に招聘した外部講師の話から、自分が担当をしているご入居者の状態と当てはまる事があり、研修での内容をふまえて実際に行っています。
私の職場では以前から移乗用のリフトを積極的に導入していましたが、この新しい試みのため、どういった形で試用するか事前に決めるだけではなく、状態の変化を見ながら対策を細かく考えていく必要があります。より良い対応ができるよう、先輩職員にフォローをしてもらうことはもちろん、外部の福祉用具アドバイザーの方にもアドバイスをもらいながら試行錯誤しています。