大学4回生の秋頃に大学のゼミの先生から、「くらしのハーモニーが在宅介護支援センターの相談職員を新規募集しており希望する人は面接を受けてみないか」、とお話があり、相談職に興味があった事から希望を申し出ました。面接の結果、採用となり卒業までの数か月間はアルバイトで事務作業のお手伝いに毎週何日か通い、翌年4月から常勤で働き始めました。

居宅介護支援事業所のケアマネジャー兼サービス付き高齢者向け住宅の相談職として、サ高住にお住いの入居者のケアマネジメント、サ高住の入居や退去に関わる業務、食堂での業務等を担当しています。

私の大学卒業当時の福祉・介護業界は、今のような『就職活動』ではなく、大学や専門学校の先生からの紹介や推薦等により就職先を決めるような流れが一般的でした。特に実習に行った施設に就職することがとても多かった。なので、『選んだ』という感覚はあまりなかったのが正直なところです。

それでも入職から20年以上、様々な経験を積ませてもらいました。その経験を振り返れば、くらしのハーモニーは常に『地域で生きる人達のひとりひとりのくらしや人生に寄り添う』姿勢を貫き、理念を目に見えるものにしてきました。そしてそのためにたくさんの仲間達が一生懸命頑張っていました。だからこそ、こらえ性のない私がこんなに長く働き続けられているのだろうと思っています。