初めての施設見学での職員の皆さんの明るい挨拶と笑顔がとてもさわやかで心を惹かれました。フラットでは「職員自身が心豊かに生活すること」がとても大切にされています。“自分の心が豊かでなければ、人の心を豊かにすることはできない”という考えのもと、職員のための制度がたくさん用意されています。定期的に行われる社内研修は成長し続ける姿勢をサポートしてくれます。職員行事も豊富で、他事業所の職員と関わることができたり、新しい一面を見ることができたり、職員の仲が深まります。
家庭との両立、学びたいという向上心、仲間との楽しい時間…。働きやすい環境が整っているのでいきいきと働くことができ、明るい雰囲気をつくり出しているのではないかと思います。そんな雰囲気の中、ご利用者のみなさんと笑いの溢れる毎日を送っています！

支援や介護と聞くと、できないことをお手伝いすることばかり想像しがちですが、そればかりではありません。ご利用者の“すてき”を探すこと、方法や道具を工夫することで“すてき”を引き出すことが私たち支援員の役割だと考えています。
これは、入社して間もないころの話です。私は手の不自由なご利用者と花の手入れを行おうとしていました。その方は細かい作業が自分には向かないことをよく理解しており、かたくなにその作業を拒みました。(今となっては不得意な作業をお願いするという大変失礼なことをしたと反省しています。) 私はどうしてもその方と作業を楽しみたいと思い、ご家族に鉢植えにした花をプレゼントすることを提案しました。すると張り切って鉢植えづくりに取り掛かってくださり、苦手としていた作業工程も道具を工夫することで前向きに行ってくださいました。鉢植えが完成したときの笑顔は達成感に溢れ、とてもさわやかでした。

あるご利用者とカレンダーで予定を確認する練習をした時の話です。最初は今日がどこかもわからず、好きな買い物にいつ行けるのかわからなくて混乱してしまうことが頻繁にありました。1日の終わりにカレンダーにバツ印つけるところから始め、明日の理解、1週間の理解とステップを踏み、今では1か月分の予定をご自身で把握し、買い物の計画を立てられるまでになりました。
「今週はお買い物ないから、来週買ってくるね！」と話してくださったときの誇らしげな顔が今でも忘れられません。